タイ国政府観光庁が主催するゴルフパラダイスセミナーが東京で開催されましたので出席してきました。
タイ国政府観光庁とは
タイ国政府観光庁(Tourism Authority of Thailand=TAT)は観光振興を担当する政府機関で、海外からタイへの旅行、及びタイ国内旅行の推進のためのマーケティングを担当する専門機関です。
タイへの外国人観光客数は2018年に3750万人、19年には4000万人に達すると予想されています。タイの観光業は国内総生産(GDP)の18-19%を占め、今後も拡大が予想されており、タイ経済の重要な位置を占める旅行業の持続的の成長を目指しています。
以前にTAT本庁のオフィスにもお邪魔しましたが、世界中の観光客を誘致するために国ごとに担当のエージェントがおり、国ごとに異なったマーケティングをしているそうです。
TATの日本市場担当のスポンサーさんにはビデオにも出演していただいています。
タイのゴルフ産業について
観光産業の中でも「スポーツツーリズム」というスポーツを目的とした旅行も注力しています。
中でもゴルフは大きなシェアを占めており、日本からだけでも約40万人がゴルフを目的とした旅行でタイに訪れています。
2018年には約160万人が日本からタイへ旅行したと言われていますから、訪タイ者の約30%程度がゴルフツーリズムだったことが分かります。
タイのゴルフに魅了されているのは日本人だけではありません。ゴルフが盛んなオーストラリア、韓国、また北欧からも多くのゴルファーが訪れ、これにタイ人ゴルファーを加えるとかなりの数のゴルファーがタイでゴルフを楽しんでいることになります。
タイの国内のゴルフ場は18ホールあたりの利用者数も3万人程度で、日本の1コース平均利用者数3.5万人との差はなくなりつつあります。
タイをはじめとした東南アジアでは1年を通じて快適にゴルフがプレーできるのに加えて、著名なコースデザイナーや往年の名プレーヤーたちが手がけた世界基準を満たしたコースデザイン、One by Oneのキャディ、リーズナブルなプレーフィー、そしてスパやマッサージなどのアフターゴルフの充実から人気があり、一旅行者あたりのゴルフへの支出は約12,200バーツほどになるとされ、タイの観光産業の中でも主要な産業として位置付けられています。
タイゴルフの楽しみ方
タイへのゴルフツーリズムは調査によると、日本人のゴルフ旅行者では4日間ー6日間の滞在が一般的なようです。
タイのゴルフ場では宿泊施設が併設されたコースも多く、その多くがプールやスポーツジム、SPA施設、複数のレストランを備えたフルサービスの複合施設となっています。
ゴルフそのものを楽しむことはもちろんですが、ゴルフとリラックスを兼ねたリトリート的な滞在が多くの方に好まれるようです。
今回のセミナーのタイトルにも付けられた「ゴルフパラダイス」は、まさにタイのゴルフを形容する言葉になっています。
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